従来のETCは高速料金の支払いがメインでしたが、ETC2.0は道路に設置される「ITSスポット」を通じ、「渋滞回避支援」や「安全運転支援」をナビや車載器を通じて提供します。現行のETCをより高度な運転支援システムに進化させたのがETC2.0です。ETC2.0のサービスを受けるためには、これまでのETC車載機ではなく、「ETC2.0対応車載器(DSRC車載器でも可)」が必要です。
■ETC2.0を搭載するメリットとは?
料金の決済だけではなく、快適で安全なドライブをサポートしてくれるシステムです。
✓渋滞回避支援
ITSスポットでは最大1000kmぶんの交通情報が提供されるので、それを元にETC2.0対応カーナビゲーションが最適のルートを選択してくれます。瞬時に首都圏全体の所要時間の情報が手に入るので、今まで以上に正確で早いルート検索が可能になり、渋滞を回避することができるのです!
✓安全運転支援
高速道路上の落下物や合流地点、急カーブなどを図形と音声で注意喚起してくれます。あらかじめ認識しておくことで「ヒヤリ」とした状況になるのを防ぐのが目的です。
✓駐車場料金決済(キャッシュレス決済)
有料駐車場の料金支払いをETCで行えるようになります。ETCが高速道路だけでなく、街中でも使えるようになれば便利! まさにETCレーンを通るように、駐車場に入れる時代がやってくるわけですね!
✓災害時支援
大きな地震など、予想がつかない災害が起きた時に知らせてくれます。運転中の地震は特に気付きにくいので、万が一の時に役立つ支援です。
■ETC2.0サービスを受けるために
ETC2.0対応車載器は当店で購入・取り付けができます。取り付け作業には専門的知識および技術が必要なので、当店のカーライフコンシェルジュにご相談ください。
また、従来の車載器(ETC2.0非対応)がすでに装着されている場合、一度取り外す必要があります。
セットアップはETC部とDSRC部両方が必要です。すでにDSRC車載器を装着済みの方はそのままETC2.0を利用できますが、経路情報サービスを受けるために再セットアップが必要となるので注意しましょう。