~雪が降る前の準備編~
1.ワイパーを立てる
一見おかしな光景に思えますが、雪が良く降る地域ではよくみます。
ではなぜこのようにするのかというと、
・ワイパーゴムが凍ってフロントガラスに張り付いてしまうのを防ぐ
・雪の重さでワイパーアームが曲がってしまうのを防ぐ
・雪かき作業を楽にする
などの理由があります。
たいていのお車はワイパーアームを手動で簡単に立てることができますよ。
2.サイドブレーキの解除
駐車する際サイドブレーキを引くのが基本ですが、雪が降るときは逆にサイドブレーキを引かないで駐車をします。
サイドブレーキのワイヤーが凍結してしまって、運転席で解除しても進まない!なんてことも。
MTの場合は1速か下り坂ならリバースに入れ、ATの場合はPに入れて駐車しましょう。
できるだけ平坦な場所に駐車してほしいですが、車が動くとかなり危険な場所での駐車の際は、必ず輪留めを車体の対角線上に位置する前後2箇所に設置しましょう。
~雪が降った後の対処法~
1.車に積もった雪を除雪
車に積もった雪を放っておくとワイパーが折れてしまうこともあるのでしっかり払いましょう。ボディを傷つけないためにも、スノーブラシがおすすめ。一般的に柔らかい素材で作られた雪かき部分と、アルミ製の柄部分、樹脂製のスクレーパー(ヘラ状の工具)で構成されています。
視界確保のためにフロントガラスやボンネット、また屋根の上もしっかり除雪します。
走行中に雪が落ち後続車の迷惑になることや、突然フロントガラスに雪が落ちてきて視界の妨げになる恐れがあるので、忘れずに除雪しましょう。
2.フロントガラスの凍結を溶かす
氷はお湯をかければ溶けますが、車に関しては危険行為。絶対にやってはいけません。
温度差によってガラスが割れる原因や、溶けた氷がすぐ凍り付く恐れがあるからです。
凍結しないようカバーをつけておくといった前準備もありますが、万が一凍結してしまった場合の解決法を2つご紹介します。
一つ目はエアコンの温かい風でフロントガラスの氷を解かす方法です。
エアコンのデフロスターのスイッチをオンにして20分ほど待てばきれいに溶けます。
もう一つは、解氷スプレーを使用する方法です。
こちらは、凍ってしまった部分にシューっと吹きかけるだけですばやく溶かすことが出来る優れものです。
雪が良く降る地域にお住いの方にとっては当たり前のことかもしれませんが、あまり雪が降らない地域にお住いの方にとっては雪が降ると緊急事態。もしもに備えて、準備しておくと焦らず対処ができます。今回ご紹介した方法は簡単なものばかりですので、是非お試しくださいませ。