車検とは、皆さんが乗っている自動車やバイクが道路を安全に走ることのできるコンディションかどうか、一定期間ごとに国が検査する制度です。正式名称は「自動車検査登録制度」といい、車検を受けていない車は公道を走ることができません。車検切れした車で公道を走行した場合、免許停止、懲役6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。期限切れには十分注意しましょう!

 

■車検費用の目安はどれくらい?

車検には、保安基準に適合しているか確認する「点検」、基準に満たない部分を修正する「整備」、運輸支局などで主要な部分を確認する「検査」、納税などを確認し車検証を発行する「登録」の4段階があります。このうち検査と登録(税金、自賠責保険料などを含む)に必要な金額は定められており、ディーラーや整備工場、ユーザー車検で違いは出てきません。車検を依頼する店によって金額が異なるのは、点検と整備をどこまで行うか(どんな品質のオイルや部品を使用するかなど)によって車検費用に差が出ます。

 

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※あくまで目安です。整備実施内容により異なるので、詳しくは店舗等にお問い合わせください。

 

 

■車検を受けられるのはいつから?

車検の期限(満了日)は、フロントガラスに貼られた車検シール(検査標章)というステッカーか、車検証で確認することができます。車検シールはルームミラーの裏側など、フロントガラス上部に貼られている水色のステッカーです。

それでは、車検シールの表側の見方と、車検満了日の確認方法を紹介しましょう。

 

車検シールの表側には、小さめに印字されている番号と、大きく印字されている番号の、2つの数字が印字されています。このうち、小さめに印字されている数字が、期限の年を表します。そして、大きく印字されている数字が期限月を意味しています。

 

しかし、これだけでは車検の期限の年月は分かりましたが、日付が不明なままですね。車検の満了日は、表に記載されている月の最終日まで有効というわけではありません。実は、車内から見られる車検シールの裏側に、年月だけでなく日付も含めた車検満了日が記載されているのです。

 

また車検証の「有効期間の満了する日」にも記載されていますので、満了日を確認しておきましょう。同時に自賠責保険の保険証書も、現在の車検満了日までカバーしているか確認が必要です。

 

■しまった!!忘れてた。車検が切れてしまった車に乗る場合!

車検切れの車を公道で運転すると、罰則を科せられたり、事故を起こした場合は、自賠責保険が適用されず、モノの修理に莫大なお金がかかることがあります。とはいえ、気付いたら車検が切れていたという場合には、「仮ナンバーを取得」することで公道を走ることができます。

仮ナンバーを取得するには、まず自賠責保険に加入していなければいけません。自賠責保険には、車検を取得する期間だけ加入できる短期の保険もあるため、車検業者などに確認してみましょう。

次に、住んでいる自治体の市役所や区役所に行き、仮ナンバーの申請を行います。申請に必要なものは、印鑑、運転免許証、自賠責保険証、車検証などで、発行には手数料がかかります。

また、仮ナンバーの使用目的や車を移動する期間、移動する経路などを詳しく申告しなければならないため、事前に確認しましょう。

仮ナンバーが発行されたら、車の前後の見えやすい位置に付けて、仮ナンバーの有効期限内に車検を受けましょう。このとき、申請時に伝えた使用目的や移動経路以外で車を運転することはできないので、注意が必要です。

 

仮ナンバーを使用したら、速やかに各自治体に返却しましょう。

 

 

車検は期限内に受けるのが一番ですが、忘れてしまった時などには必要な手続きを行って、公道を走らせるようにしましょう。車乗車時には、次の車検時期の確認をするor決まっているお店があればDMや電話してもらうようにすると車検切れは防げますね。